ベトナムホーチミン第一回国際歯科大会「HIDEC2022」に最終講演スピーカーとして招聘されました。
令和4年11月11日〜15日の期間ベトナム・ホーチンにおいて初めてとなる国際歯科大会「HIDEC2022」に招聘いただき、日本の歯科技工士として大トリを務めさせていただきました。
最終日最終公演ということで、聴衆人数が心配でしたが、250名を超える方々にご参加いただき、最後の技工士セッションまでお付き合いいただきました。
日本の技術と今日本で起こっているデジタル革命を紹介すると同時に、必ずぶつかる問題点に触れ、その解決法を提示させていただきました。弊社の講演が、ベトナムの歯科医・技工士に良い刺激となり、技術革新の一助となれば幸いです。
今回、弊社代表がベトナムホーチミン医科薬科大学の正式客員講師として任命を受けました。来年のベトナムデンタルショーでの講演も決まり、医科歯科技研ODAプロジェクトも佳境に入りそうです。
「新 口腔内スキャナー導入」
保険収載を見越して、弊社5台目となる口腔内スキャナ「エーオーラルスキャン2」を導入いたしました。
「プライムスキャン 」「アイテロ5D」「トリオス3」「エーオーラルスキャン2」の4機種5台をフル活用し、来る口腔内スキャナ保険収載に向け万全の準備をいたします。
各々個性がある機械ですが、エーオーラルスキャン2はなんと言っても「破格値」です。180万円台で他機種に遜色ないスキャンスピード。
お悩みの先生方の背中を優しく押してくれるスタートアップ機種としてご考案いかがですか?
医科歯科技研はこれらの口腔内スキャナと3Dプリンター6台を日々臨床にフル活用しています。分からないことやトラブルのご相談はいつでもご遠慮なくご連絡ください。
2020.11.15「三木市歯科医師会主催 学術Webinar 」で講演いたしました。
「CADCAM:過去・現在・近未来」と題して、兵庫県三木市歯科医師会様主催の学術Webinarで講演いたしました。以下抄録です。
CAD/CAM:過去・現在・近未来
(株)医科歯科技研
藤原芳生 秦康次郎 松尾洋祐
二年に一度ドイツのケルンで開催されるInternational Dental Show:IDSは歯科の最新情報の宝庫である。IDSに過去14回参加した経験から、そこで発表された新製品はおよそ二年後に国内へ導入されることがわかっている。今回IDS2013~IDS2019におけるデジタル機材の変化を「CAD/CAM年代記」としてまとめ、そしてIDS2021にはどう変化しているかを予想してみた。来るべきデジタル・デンティストリの到来に備えるためである。2019ではジルコニア・プリンタが発表され、ワンピースタイプのジルコニア・カスタムインプラントが可能と予想された。さらに根管治療においてもデジタル利用が予告されている。
次に、現在当社で行っているデジタルデータの利用法を説明した。それは、補綴装置を作るいわゆる「モノづくり」ではなく、新たな「コトづくり」という分野で、歯科医師、患者、歯科技工士が同時に相談できる「リアルタイム症例検討システム」や、口腔内スキャナは印象採得器具ではなく口腔内データ取得器具であるとの認識から得られる様々なアイデアの紹介を行った。
近未来については、歯科領域における人工知能:AIの現状、クラウンや義歯の自動デザイン、AI教育の勘所に言及した。さらに、一般産業界のスキャナの進歩と比べ歯科界は十年遅れており、歯科界が追いついたときには、その精度は現在のアナログ技術を遥かに超える事実にも触れた。
2020.05.29神戸市中央区「高田歯科」にてYouTube Liveにゲスト出演しました。
5月29日
三宮高田歯科にて「本邦初公開!エッジロスのトリセツ」と銘打って、ライブセミナーを開催いたしました。
常時100名を超える視聴者の皆様方と医科歯科技研が研究を重ねてきた「CADCAMの落とし穴・盲点・その解決法」についてディスカッションいたしました。
歯科医院における「AI」にも踏み込み、近い将来どのように変化が起こるのかを「医科歯科技研目線」でお伝えしております。
アーカイブにてライブの模様を視聴可能です。
是非、ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=aqNOd-herqw
2019.09.08兵庫県歯科医学大会にて講演をいたしました。
「口腔内スキャナー・CAD/CAM・AIの現状と近未来」というテーマで2時間の講演をさせていただきました。
抄録
近年になってようやく本来のデジタル・デンティストリーが本格化され、弊社でもモノづくりのためのCAD/CAMから治療・診断の補助のためのCAD/CAMの利用へと課題は変化してきております。口腔内スキャナーも単なる印象採得器具ではなく口腔内データ取得器具として認識されるようになってきました。
技工の全てが口腔内スキャナーから始まる時代がすぐそこまで来ています。スキャナーが技工の入り口である限り、そのデータやデザイン・ソフトの欠陥等について情報を整理する必要があります。それらの問題について解決の道を探り、デジタルデンティストリーの近未来の姿、最近注目されだしたAI-CADについても言及いたします。
IDSケルンメッセの報告とともに、口腔内スキャナーやCAD/CAMがどのように進化し、デジタル・デンティストリー全体が今後どうなっていくのかを考えてみたいと思います。デジタル機器はどんなシステムを導入すればいいのか、その選択基準としての基礎情報もまとめてみました。
このような歴史的な転換期にあって私たち歯科界にはどのような世界が広がっていくのでしょうか、裏話裏情報を含めた形でお話ししたいと思います。
結論は「歯科界:労働集約型産業から知識生産型情報産業へ」です。
2019.07.04九州歯科技工専門学校にて講演させていただきました。
厳しい環境にあると思われがちな歯科技工界ですが、ピンチはチャンス、変化はチャンスと捉え、歯科技工士になろうとする若者にやっぱり素晴らしい職業だと感じてもらえるように、希望と近未来の光を伝えていきたいと思っています。
講演終わりに九州の小倉サテライトに寄ってきました。
真新しい机はいいですね!
このサテライトは、学生の皆さんのインターンに使っていただいたり、デジタル技工に触れていただいたり、教育のための施設です。
今後金の卵のような存在になると予想される「歯科技工士」特に「若手歯科技工士」を育てる責務が我々にはあります。歯科技工士に興味を持っていただく、歯科技工士を知っていただくために、関係各所繋がりを持って、色々な可能性を作っていくことが大切ではないでしょうか。
2019.06.22DDS(Digital Dentistry Studio)meetingにおいて講演させていただきました。
皆さん非常に熱心で、大変刺激をいただきました。ありがとうございました。
IOSは一体いつ、何を買うべきか・・・この確信を持てない疑問が歯科界にあふれていますが、情報や機能、ソフトのバージョンアップは、まさに朝令暮改でとてもついてはいけません。購入時に周辺の環境を確認すること、メーカーの繋がり、機器の繋がりを確認することが非常に重要であると思います。
本当の意味でのデジタルデンティストリーに向かって、歯科医、衛生士、技工士、ともに共通認識項をひとつずつ増やしていく時期かと思います。あらゆる場で、実のある議論がなされ、デジタル世界のポテンシャルを引き出せれば、「歯科界を悩ます変化」ではなく、「歯科界を次のステージに導く革命」に必ずなる。医科歯科技研はこのように考えています。
2019.3.12 世界最大のデンタルショーIDS2019に参加いたしました。
ジルコンザーンのブースです。
ジルコンザーン「フェイスハンター」を用いた「顔面・顎情報利用型未来治療設備」
ご覧の設備一式が院内に設置されている「絵」を想像するだけで、トキメキませんか?
フェイスハンターというスキャナーであらゆる表情の顔面情報を取得し、CTデータと口腔内印象データをフュージョンさせて、より患者固有の情報に基づいた補綴に導きます。
一体この設備一式でいくらするんでしょうか・・・
フェイスハンター自体は歯科界のみならず、様々な分野で採用されている機械ですが、ここまで情報をうまく融合しているシステムは、ジルコンザーンのみでしょう。術者の感覚、患者の感覚で治療が進んでいく時代から、生体本来の様々な理想数値をデジタルデザイン上に反映させて、そのデータに則して最終補綴物が出来上がる光景は、今までとは違った方向で、さらなる知識を求められている現実を突きつけられた感覚です。
非常によくできたシステムではありますが、臨床にいかに応用するか、経営と理想の狭間で悩みどころです。
2019.3.12 世界最大のデンタルショーIDS2019に参加いたしました。
GCブースです。
スタイリッシュな白を基調としたデザインは人目を引きます。やはり気になるのは、GCオリジナルのIOSの進捗具合です。
なんと言いますか・・・「腹を決めた」といったところでしょうか・・・
新発表の「Aadva IOS 200」はコンパクトかつフルカラーで、最後臼歯の遠心にもアクセスしやすい形状、先端のオートクレープ滅菌も可能という、さすがは日本のメーカーだけあって「日本の未来にターゲットを絞った」マシンとなりそうです。
コンパクトな「Aadva IOS 100」と合わせて、日本の保険制度、CAD/CAM冠や単冠用に用途を絞り、価格とアフターフォローでジャパンシェアを獲得しようとしている狙いが見えます。
もう少し、シロナや3シェイプの背中を追って欲しかった感は否めませんが、ある種GCの「爽やかな諦め 笑」と「次への覚悟」が見えた今回のIDSでした。
2019.3.12 世界最大のデンタルショーIDS2019に参加いたしました。
アマンギルバッハ
36枚オートチェンジャー搭載大型加工機。価格も8万ユーロとお値打ち。
ミリングバー2.5mm〜0.3mmの26本搭載!完全自動運転で1日24時間×7日間ずっと動かすことができるようです。
非常に魅力的に映りますが、冷静になるとそれだけ仕事が集まらないと動かせないということ。日本目線の代物とは到底言えないと思います。一部超大手ラボ様は別として・・・^^;
アジア圏で超大型技工所が稼働しているというと、中国が有名ですが、機械を取り囲んで説明を受けている方々は皆さんやはり・・・といったところです^^
逆にコンパクトなミリングマシンも充実しておりました。
さらにハイパフォーマンスポリマーを発表したり、3Dプリンターを絡めたりとIDSへの力の入れ方がよく分かります。
アマンギルバッハは、加工システムを得意とするだけあってさすがの一言。オールユーザーに対して幅広くシェアを獲得できるラインナップを用意していました。
2019.3.12 世界最大のデンタルショーIDS2019に参加いたしました。
デンツプライシロナ
イベント会場で当然のごとく一番いい場所を占拠していたデンツプライシロナブース。IDS開催直前に「プライムスキャン」の情報を解禁するプロモーションの完璧さと、そのスキャンの設置数、スタッフの多さ、どれを取っても一流でした。
肝心のプライムスキャン本体はというと、オムニカムに比べ、ひと回り大きく日本人の口には少々キツイサイズ感・・・
価格も600万円台と高価なことは否めない・・・
ただしそのウィークポイントを補って余りある撮像のスムーズさ。周辺ソリューションは他の追随を許さない進化を重ねていました。CTとの連動性、矯正装置の設計システムはインビザのそれ。間違いなくトップ性能と言える完成度の高い口腔内スキャナーだと思います。
2019.2.24 大阪口腔インプラント研究会
平成31年2月24日グランキューブ大阪国際会議場
「大阪口腔インプラント研究会」にて弊社松尾取締役が「CAD/CAM:ものづくりから情報技術へ」と題して講演させていただきました。
北道敏行先生、小池軍平先生、宮崎隆先生と歯科のデジタル分野でトップを走る先生方との共演でしたので、非常に緊張しましたが、ありがたくお問い合わせご質問多数いただき、弊社として非常に良い経験になりました。
口腔内スキャナーとCTデータの連携、それに伴う3Dプリンターの役割、今後の歯科と技工所の関わり合い方、様々な分野で学ばせていただきました。
運営の皆様、ご参加いただきました皆様に深く御礼申し上げます。
2018.12.09 ペクトンサミットジャパン/東京
ハイパフォーマンスポリマーは、金属、ジルコニアに次ぐ、次世代の補綴マテリアルとして、海外では2010年初頭より、大きな注目を浴びています。
メディカル分野でも長期間使用されてきたこのマテリアルは、高い生体親和性、軽量で骨に近い機械特性を持ち、さらにインプラント上部構造のショックアブソーバー機能を有することが大きな特長です。
2018年、ハイパフォーマンスポリマーの中でも機械特性の高いペクトン®アイボリーが薬事承認を取得し、日本でも導入が始まりました。
医科歯科技研では、「ペクトンアバットの有用性」「ペクトンコアの柔軟性」に、いち早く注目し、臨床応用してまいりました。この次世代材料を是非お試しください。お問い合わせお待ちしております。
2017.11.22 CAD/CAM冠の大臼歯適用が決定いたしました
11月22日に中医協より
「医療機器の保険適用について(平成29年12月収載予定)」発表されました。
12月1日からGC「セラスマート300」(←現時点では、このブロックのみ)保険適用されます。
関連技術料はそのままに、材料点数が、523点となるようです。
また、留意事項として、
「大臼歯については、上下顎両側の第二大臼歯が全て残存し、左右の咬合支持がある患者に対し、過度な咬合圧が加わらない場合等において下顎第一大臼歯に使用する場合に算定できる。」となっております。
まずは件数を絞って経過観察・ラボの対応キャパシティ等様子を見ながら、順次適用箇所を拡張していく方向だと推測されます。
医科歯科技研は、GCのCADCAM冠専用加工機を増強し、12月1日から万全の体制を整えておりますので、みなさま安心して大臼歯CAD/CAM冠をご用命ください。
2017.09.01 本社設備が大きく拡張されました。
「未来型歯科技工所」を体現する医科歯科技研は、この度、3Shape社製口腔内スキャナー「TRIOS3」を2台導入。また、キーエンス社製3Dプリンター「アジリスタ」を医科歯科技研オリジナルバージョンで導入しました。さらに、ストラタシス社製3Dプリンター「Objet30 Pro」フォームラボ社製3Dプリンターの「Form2」を同時に導入!未来型歯科技工所として一気に飛躍いたします。
2017.07.01(株)医科歯科技研と(株)キーエンスは、技術提携を締結しました。
歯科用3Dプリンター事業を拡張したいキーエンスと、歯科における3Dプリンターの可能性を模索する医科歯科技研の思惑が合致し、3Dプリント事業に対しての技術交流、材料研究等相互協力することで一致しました。医科歯科技研は、キーエンスが独自生産する歯科用3Dプリンター「アジリスタKMDバージョン」を国内初導入。インプラントガイドや、顎骨モデル、参考模型、デンチャーパーツ等に活用していく所存です。
2017.04.11 弊社社長藤原がハノイ国立医科大学にて講演いたしました。
「ベトナムに日本の技術を移転したい!」その思いで始まった医科歯科技研ODAミッション。とうとうハノイ国立医科大学で講演するに至りました。超インテリ達に日本の技術を継承し、ベトナム国民により良い治療が広まればと思います。次回はホーチミン医科薬科大学を予定しています。
2017.03.22 IDSケルンメッセ2017に参加しました。
今回のミッションは「CAD/CAMの未来」「口腔内スキャナー」「AR/VRの可能性」「3Dプリンター」の4点です。詳細は追ってお知らせいたします。
2016.12.01 ひょうご・神戸ベトナムビジネスミッションにて発表いたしました。
10月のベトナムミッションの報告会に参加いたしました。国立ハノイ病院における歯科医療の現実と将来展望等弊社社長が発表いたしました。
2016.11.26 医療法人社団有心会にて「軟パラ法セミナー」を開催いたしました。
全国に9医院を展開する医療法人社団有心会本部のセミナールームにて、現在進行中のベトナムODAミッションの説明、軟化パラフィンワックス臼歯部咬合法の講演。有意義な意見交換もでき、また新たな学びがありました。
2016.11.16 口腔内スキャナー説明会を開始します。
株式会社ヨシダ様の協力もと、西日本初で口腔内スキャナー「トロフィー 3DIプロ」の説明会及びレンタルを開始いたします。ご希望医院様は弊社までお問い合わせください。
貸出においては規定がございます。詳しくは弊社営業にお声がけください。
2016.10.30 ベトナムビジネスミッションに参加しました。
神戸市主催のベトナムビジネスミッションに参加いたしました。弊社は外務省管轄ODA(政府開発援助)を利用し、ベトナムの技工士教育に注力しております。今回のビジネスミッションも活動の一環として神戸市からのお誘いで参加しております。日本の技術を世界に発信し、より良い治療が多くの患者様に行き渡るよう活動を推し進めます。
ベトナムの活動にご興味のある先生方は弊社秦までご連絡ください。
2016.10.27 Dentech China 2016に参加しました。
アジア屈指の巨大デンタルショーに参加してきました。中国、韓国、日本、ヨーロッパ各国のメーカーが出展しており、世界中から歯科関係者が集まります。上海のデンタルショー特有の即売エリアでは、大量の材料を購入している日本人歯科関係者が(笑)バーなどの消耗品は、日本では考えられない値段です。十分の1以下の価格ではないでしょうか・・・今回のデンタルショーも例年に続きCAD/CAM関連の展示が多く、あらゆる商社のブースで関連機器が展示されていました。日本では感じ得ない熱気を受けて、世界の歯科界は、ますますデジタル化が進んでいくのだと確信しています。この流れに遅れないよう引き続き情報収集していきます。(森・上田)
弊社は各国デンタルショーツアーも企画しております。